Crystal Blog

知人の小高くんは、小学校のバレンタインデーにちょっとした思い出があるそうです。
今回はそれについて、つづってみたいと思います。

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小高くんが通っていたのは、田舎の小さな小学校でした。
1学年は1クラス、だから男の子も女の子もみんなお友だち。それが当たり前だったそうです。
とはいえ、その中で好きな子ができたなんて話もちらほら出てきます。
小高くんの周りでも、学年が上がるにつれそんな話題が増えてきました。

小高くんがわりと頻繫に遊ぶ女の子の中に、ミカさんがいました。
たぶん小学校の3年生か4年生の時です。
ミカさんから、「日曜日、家でチョコレートを作るから来てくれない」と誘われました。小高くんは(それ、バレンタインの頃だ)とすぐに思いました。男の子ですね。
ただ、「〇〇君も連れて来て欲しいんだけど・・・」とミカさんは遠慮がちに、頼んで来ました。
その時の小高くんはがっかりしたのではなく、(やっぱり)と思いました。
なんとなくミカさんが、その同級生を好きなことに気づいていたからです。

しかしもう一つ、小高くんは気がついていることがありました。
その男の子が、ミカさんのことを特に気にしてないんだろうな、ということです。
たった数十人のクラスだからか、それとも小高くんがそういう雰囲気に敏感だったのか。
もやもやしながらも小高くんは、その男の子をミカさんの家に誘いました。
男の子は「うん」と言いましたが、喜んでいる様子はありませんでした。

当日、ミカさんの家にその男の子は現れませんでした。
しばらく待ちましたが来ないので、ミカさんが「作ろうか」と言ってチョコレートを作り始めました。
小高くんはその後の記憶が、まったくありません。チョコレートを作ったんだから食べたはずですが、味も形もちっとも覚えていません。
ただミカさんの寂しそうな表情だけをはっきりと覚えていて、そこからの記憶はぷっつり途切れているそうです。

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みなさんもバレンタインデーに、いろんな思い出があるのではないでしょうか。
遠い記憶になっていく思いと、形に残るプレゼントが素敵な彩りをあたえてくれる日です。

 
クリスタルダイヤモンド【SY】

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