
パンダといえば上野動物園。
2017年、パンダの赤ちゃん誕生のニュースは全国区のニュースとなりました。
日本に初めてパンダがやって来たのは、1972年のことです。
名前を「カンカン」「ランラン」と言いました。
このカンカン、ランランという名前はいたるところで紹介され、当時は日本全国で多くの人がパンダの名前を聞かれると、「カンカンとランラン」と答えることができたほどです。
カンカン、ランランの次にやって来たのが、「ホァンホァン」と「フェイフェイ」です。
二頭のパンダの間には子どもパンダが生まれ、「チュチュ」「トントン」「ユウユウ」と名付けられました。
このうちのユウユウとの交換で中国から「リンリン」がやって来るのですが、チュチュは生まれた年に、トントンも親パンダのフェイフェイ、ホァンホァンの後を追うように亡くなってしまうのです。
一時期「シュアンシュアン」というパンダがいましたが、借りていたメキシコへと帰国。その年にリンリンも亡くなってしまいました。
パンダ不在の空白期間があったのですが、「リーリー」と「シンシン」がやって来て、再びパンダ熱が盛り上がると、シンシンが赤ちゃんパンダ「シャンシャン」を生み、今日の盛り上がりを見せています。
なお関西にも神戸の王子動物園、和歌山のアドベンチャーワールドにパンダがいます!
王子動物園にはコアラもいます。アドベンチャーワールドにはイルカもいるのです。
パンダはもちろん、動物好きにはたまらない空間ですよ。
さて上野動物園のパンダに戻りましょう。
歴史を振り返ってみると、多くのパンダたちが日本で息を引き取っているのがわかります。
上野動物園のパンダのように、存在だけでなく名前まで知られているような動物は他にはまずいません。そのため日本の多くの人たちが、亡くなったと聞けば悲しみを感じるのです。
こうした全国区の動物に対する悲しみがあれば、身近なペットを失った悲しみは飼い主、家族にとって計り知れないものがあります。
だからこそペットに対する手元供養が増えているのです。