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今年もノーベル賞受賞者が発表になりましたが、日本からは吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました。吉野さんが開発したリチウムイオン電池によってIT社会が大きく進展したことが評価されての受賞ですが、日本人が世界で評価されるのを見ると嬉しくなりますね。

月桂冠の始まり

日本人も今まで多く受賞しているノーベル賞ですが、ノーベル賞受賞者を英語でなんと言うかご存知ですか?

ノーベル賞受賞者はNobel laureatesと言います。laureatesは「月桂冠をいただいた」「名誉を受けた」という意味で、直訳すると「ノーベルの月桂冠を冠された者」といった意味になります。月桂樹の葉のついた枝を編んで作った月桂冠は、古代ギリシャのピューティア大祭という音楽や詩歌を競う大会の勝者に送られたのが始まりと言われています。

ピューティア大祭はもともとギリシア神話の神様であるアポローンの祭儀であり、アポローンが音楽や詩歌といった芸術や芸能を司る神様だったことから、アポローンを讃えるために音楽などを競うようになったようです。
そしてアポローンの聖樹である月桂樹を編んだ冠を勝者に冠し、これを月桂冠と称しました。

なぜ月桂樹?

月桂冠が芸術や芸能に優れた人を讃える物になったのは、月桂樹がアポローンの聖樹だからなのですが、なぜ月桂樹がアポローンの聖樹なのでしょうか。その理由はギリシア神話のアポローンとダフネの物語にあります。

アポローンはある時、愛の神エロスをバカにしてエロスを怒らせてしまいます。怒ったエロスは、アポローンに金の矢を、河の神の娘ダフネに鉛の矢を射ます。金の矢は相手に恋をする矢、鉛の矢は相手を拒否する矢でした。金の矢を射られたアポローンはダフネに求愛しますが、鉛の矢を射られたダフネはそれを拒否して逃げ続けます。いよいよアポローンに捕まりそうになったダフネは父親に、アポローンから逃げるために自分の姿を変えて欲しいと強く願います。その願いを聞き入れた父はダフネを月桂樹の木に変えました。それを見たアポローンは非常に悲しみ、永遠の愛の誓いとしてダフネが変化した月桂樹で冠を作り永遠に身につけるようになりました。こうして月桂樹はアポローンの聖樹となりました。

このお話はギリシア神話の中でも有名なお話で、このエピソードをモチーフにした絵画や彫刻も多数残っています。

月桂樹は知識の象徴

この神話から始まって芸術の才能を讃える象徴になった月桂冠ですが、桂冠詩人という称号はよく知られていますよね。芸術だけでなく月桂冠は知識を讃える物にもなっています。イタリアでは大学を卒業する時に月桂冠を被る風習があります。英語で大学卒業者をbachelor(バチェラー)と言いますが、これはラテン語で月桂樹の果実を意味するbaccalaureatusという言葉から派生したのだとか。

このように月桂樹は現代に至るまで、文化・芸術・知識を祝福する象徴とされています。

月桂樹モチーフの贈り物

学校や会社で優秀な成績を残した人を表彰する際に、盾やトロフィーを送ることもあるでしょう。そんな時にはぜひ、その栄誉を讃える月桂冠のモチーフをデザインに加えてみては如何でしょうか。きっと一生大切にしたくなる素敵なプレゼントになるはずです。

 
クリスタル表彰盾【WALL】
クリスタル表彰盾WALL

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