Crystal Blog

別れの風景によく出てくるのは桜。ですから別れの時の記憶は桜とともに、そんなイメージが一般的かもしれません。
これは学校の卒業や年度の終わりが春だからこそと言えそうですが、社会に出るとそうとばかりは限りません。
もちろん組織変更や人事異動など、社会人であっても春の別れは多いものです。しかし仕事は、基本的にはいつだって自分の意思で辞めることができるもの。ですから春以外の別れというのも、たくさん起こります。

ずいぶん昔ですが、お世話になった方が会社から去ったのは秋でした。
それも急な話で、会社の中でかなりの地位にいた人だからびっくり仰天。その報を聞いた時は、まさに狐につままれたような感じでした。
そんなわけで「有志でちょっと集まることになったから、良かったらおいで」という連絡がきたので、私と所属している営業所の上司とは、やや肌寒くなりかけた中をすぐさま向かったものです。

同じ営業所の同僚たちも、何人も見送りました。
会社内で異動になる人もいれば、辞めていく人もいます。小さな営業所ですから、辞めるという公式のアナウンスの前に本人や他の人からの噂であらかじめ知る、というケースがほとんどでした。
その人が最後に出社した日というよりも、お酒を飲みながら「実は辞めることになった」と言われた記憶が、たくさんあります。
そんな時は「またまた」と言いながら、心の中では(嘘であって欲しい)と思っているわけです。一緒に飲んでいて、本人から伝えてくれるような存在ですからね。こちらにしてみれば、会社にいて欲しい関係だったわけです。

企業内の別れの光景だと、お菓子などを配っている姿が多く浮かびます。同じ部署やチームの人だとあらかじめ退職がわかっていますから、(とうとうこの日が来たんだなあ)と思いながら見ているわけです。
一方で大きな会社でたくさんのチームがあるような所だと、顔はよく知っているけど話したことがない、なんて人も多いわけです。そんな人が机でお菓子を配っている姿なんかを目にすると、(ああ、あの人やめるのか)なんてぼんやり眺めるわけです。
そう言えば一度も喋ったことがない人が「たくさんあるから」と言って、違うチームの私にもお菓子をくれたりしたことがあります。初めて喋るのがお別れの日というのも、何だか寂しいものです。

相手ではなくて、もちろん自分が職場内で異動になったり、退職をして去るといったことも経験してきています。
大勢の前で挨拶をした時もあれば、個別の見送りだったこともあります。
私はあまり人前で喋るのが得意というわけではなかったので、別れの挨拶が慣例になっている職場だと“退職前に超えないといけない、高いハードル”なんてドキドキしたりしたものです。

見送る時、あるいは見送られる時に目にしたり心で感じたことは、長く記憶に残るものです。
もちろんそうした風景は形としては手元には残りませんが、きっと末永く心の中にはあり続けることでしょう。
私たちはクリスタルガラス製の記念品、つまり形として残るものを取り扱っています。
心に残りつづけるかけがえのない記憶とともに、ずっとそばに置いておいていただきたい、そう願っています。
 
クリスタルペーパーウェイト・カードクリップ【DW-26】
クリスタルペーパーウェイト・カードクリップDW-26

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